旅育にもってこい!サステナブルな街・ケアンズ~「いのち」と「循環(ぐるぐる)」イベント@海遊館
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。1月に大阪・海遊館で行われた「ぐるぐる発見!みんなで一緒にサステナブル」へ参加してきました。豪華な専門家の皆様がご登壇されるとあってワクワク。
実は来日していたケアンズ観光局の坂本サムさんが登壇されることからイベントを知り、旅育視点でも興味があり伺いました。観光誘致を進めながら、環境問題へ取り組むオーストラリア・ケアンズの姿勢から学ぶことは多く、旅育はもちろん、大人も考えさせられる内容でした。
サムさんの講演部分をケアンズを旅した時の写真とともにご紹介します。
※サムさんとケアンズ空港にて
一年中温暖なオーストラリア・ケアンズは、世界遺産グレートバリアリーフと、1億3000万年前から続く世界最古級の熱帯雨林という、ふたつの自然遺産に抱かれた街。今回は、海・森・都市、それぞれでのサスティナブルな取り組みについて紹介がありました。
■海のぐるぐる 〜サンゴを未来へ〜
グレートバリアリーフは全長約2,300kmと日本列島とほぼ同じ大きさ。世界7種中6種のウミガメ、1,600種以上の魚類など、驚くほど多様な生きものが暮らしています。気候変動などの影響で、近年サンゴに甚大な被害が出ていますがケアンズの海も影響を受けています。そこで始まったのが、六角形のフレームにサンゴ片を固定し、海底で育てるサンゴの再生活動。設置から1年で約50%、3年で80%へ成長し、ついにサンゴの産卵も確認できたそう。
※以前取材した沖縄のエシカルトラベルを思い出しました。沖縄でもサンゴの再生をする(自分でその手伝いができる体験)もあります。世界でこういった活動が増えるといい……いや増やしていかないといけませんね参考:「エシカル」で心整う体験!奇跡の森“やんばる”を学び、500円で自然へ恩返し
■森のぐるぐる 〜開発も自然を第一に〜
もうひとつの世界遺産「熱帯雨林」は、オーストラリア全体の0.3%という地域に、多くの生物が生息。種を運び森を再生させる“循環の担い手”でもある絶滅危惧種のヒクイドリも生息しているといいます。そんな世界遺産へは、実はロープウェーで驚くほど気軽に行くことができます。
訪れた際、眼下はジャングルとうロケーションに「このロープウェーはどうやって作ったのかな?大変だったろうなあ」と思っていたのですが……その答えが講演で明らかになりました。
ロープウェイを建設する際、通常は資材を運ぶために森を切り開いて道路をつくるところから始め自然への負荷が高くなってしまいます。でもケアンズでは世界最大級のヘリコプターで資材を空輸。木の伐採は支柱を建てる場所に10m四方と、開発を最小限に抑えたといいます。さらに切った木は移植し、元に戻すという徹底ぶり。今から30年前に、すでに自然保護を軸にした開発をしたというから驚きます。
■街のぐるぐる 〜暮らしの中の環境配慮〜
ケアンズシティは、コンパクトで町並みの美しく散策するのにもってこい。そんな街中の散策でも環境への取り組みを感じることができます。
①街中の排水溝には「このゴミは海へ流れる」というメッセージ
自分たちの行い・生活で海を汚さないように啓蒙する役目がある(海洋ゴミは街中から流れてくるものも多い)
② ゴミ箱の工夫
• 分別は「リサイクル」と「一般ごみ」の2種に簡素化(世界中の人が捨てやすいように配慮、分別は収集後に行う)
• ゴミ箱を街中に設置。「ゴミを捨てたい」と思ったら絶対に見える範囲にゴミ箱がある(安全対策のためにゴミ箱をなくす日本とは逆)
③ ウォーターステーション設置
• 水道水は飲用でき街中にウォーターステーションが設置されている
• ホテルではペットボトル水を基本的には提供しない
④ ピクトグラム活用
• 言語に依存しない視覚表示として多言語対応(日本語を含む4か国語対応)。世界からやってくる旅行者へも伝える工夫
ケアンズシティは徒歩で回れるコンパクトな街。次回は街のぐるぐるを意識して街歩きをしたいと思います。
海辺を散策していたら野生のペリカンの群れに遭遇!!!
いかがでしたか?サムさんの熱い思いのこもった講演は、会場にいた方の心に響いたことと思います。
すべてがつながって“ぐるぐる”と循環している社会。誰かのためではなく自分のためにできることからしなくては……思いを新たにしました。
そしてケアンズ、講演を聞いてますます好きになりました(再訪したい!)。
ケアンズについては、以下執筆をしていますので、ぜひご覧くださいね。
サムさん、お疲れさまでした!
■旅育コンサルタントがすすめるケアンズ旅
■久しぶりの海外旅行はオーストラリア・ケアンズへ
※ケアンズのマスコットケアッピ―
実は来日していたケアンズ観光局の坂本サムさんが登壇されることからイベントを知り、旅育視点でも興味があり伺いました。観光誘致を進めながら、環境問題へ取り組むオーストラリア・ケアンズの姿勢から学ぶことは多く、旅育はもちろん、大人も考えさせられる内容でした。
サムさんの講演部分をケアンズを旅した時の写真とともにご紹介します。
※サムさんとケアンズ空港にて
一年中温暖なオーストラリア・ケアンズは、世界遺産グレートバリアリーフと、1億3000万年前から続く世界最古級の熱帯雨林という、ふたつの自然遺産に抱かれた街。今回は、海・森・都市、それぞれでのサスティナブルな取り組みについて紹介がありました。
■海のぐるぐる 〜サンゴを未来へ〜
グレートバリアリーフは全長約2,300kmと日本列島とほぼ同じ大きさ。世界7種中6種のウミガメ、1,600種以上の魚類など、驚くほど多様な生きものが暮らしています。気候変動などの影響で、近年サンゴに甚大な被害が出ていますがケアンズの海も影響を受けています。そこで始まったのが、六角形のフレームにサンゴ片を固定し、海底で育てるサンゴの再生活動。設置から1年で約50%、3年で80%へ成長し、ついにサンゴの産卵も確認できたそう。
※以前取材した沖縄のエシカルトラベルを思い出しました。沖縄でもサンゴの再生をする(自分でその手伝いができる体験)もあります。世界でこういった活動が増えるといい……いや増やしていかないといけませんね参考:「エシカル」で心整う体験!奇跡の森“やんばる”を学び、500円で自然へ恩返し
■森のぐるぐる 〜開発も自然を第一に〜
もうひとつの世界遺産「熱帯雨林」は、オーストラリア全体の0.3%という地域に、多くの生物が生息。種を運び森を再生させる“循環の担い手”でもある絶滅危惧種のヒクイドリも生息しているといいます。そんな世界遺産へは、実はロープウェーで驚くほど気軽に行くことができます。
訪れた際、眼下はジャングルとうロケーションに「このロープウェーはどうやって作ったのかな?大変だったろうなあ」と思っていたのですが……その答えが講演で明らかになりました。
ロープウェイを建設する際、通常は資材を運ぶために森を切り開いて道路をつくるところから始め自然への負荷が高くなってしまいます。でもケアンズでは世界最大級のヘリコプターで資材を空輸。木の伐採は支柱を建てる場所に10m四方と、開発を最小限に抑えたといいます。さらに切った木は移植し、元に戻すという徹底ぶり。今から30年前に、すでに自然保護を軸にした開発をしたというから驚きます。
■街のぐるぐる 〜暮らしの中の環境配慮〜
ケアンズシティは、コンパクトで町並みの美しく散策するのにもってこい。そんな街中の散策でも環境への取り組みを感じることができます。
①街中の排水溝には「このゴミは海へ流れる」というメッセージ
自分たちの行い・生活で海を汚さないように啓蒙する役目がある(海洋ゴミは街中から流れてくるものも多い)
② ゴミ箱の工夫
• 分別は「リサイクル」と「一般ごみ」の2種に簡素化(世界中の人が捨てやすいように配慮、分別は収集後に行う)
• ゴミ箱を街中に設置。「ゴミを捨てたい」と思ったら絶対に見える範囲にゴミ箱がある(安全対策のためにゴミ箱をなくす日本とは逆)
③ ウォーターステーション設置
• 水道水は飲用でき街中にウォーターステーションが設置されている
• ホテルではペットボトル水を基本的には提供しない
④ ピクトグラム活用
• 言語に依存しない視覚表示として多言語対応(日本語を含む4か国語対応)。世界からやってくる旅行者へも伝える工夫
ケアンズシティは徒歩で回れるコンパクトな街。次回は街のぐるぐるを意識して街歩きをしたいと思います。
海辺を散策していたら野生のペリカンの群れに遭遇!!!
いかがでしたか?サムさんの熱い思いのこもった講演は、会場にいた方の心に響いたことと思います。
すべてがつながって“ぐるぐる”と循環している社会。誰かのためではなく自分のためにできることからしなくては……思いを新たにしました。
そしてケアンズ、講演を聞いてますます好きになりました(再訪したい!)。
ケアンズについては、以下執筆をしていますので、ぜひご覧くださいね。
サムさん、お疲れさまでした!
■旅育コンサルタントがすすめるケアンズ旅
■久しぶりの海外旅行はオーストラリア・ケアンズへ
※ケアンズのマスコットケアッピ―
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