旅レポ：ドラマティック船旅湯治：さんふらわあ×星野リゾート界別府: 旅行ジャーナリスト村田和子のブログ

2021年12月21日

旅レポ：ドラマティック船旅湯治：さんふらわあ×星野リゾート界別府

さんふらわあ 星野リゾート

今年10月にはひさびさににっぽん丸のクルーズに乗船。(⇒こちらでレポートしています）

船旅loverの血が騒ぎ始めたところで、行ってきましたフェリーで九州大分へ。

フェリー会社「さんふらわあ」×星野リゾートの温泉宿「界」　がタッグを組んだ　ドラマティック船旅湯治プランを体験視察してきました。フェリーの客室はデラックス、宿泊は、星野リゾートの「界別府」というゴージャスなフェリー旅。

※ツアープラン特典として、スパークリングワインやチョコレート、さんふらわあ＆界からのメッセージも

コースは、大阪港発の「界霧島」と、神戸港発の「界別府」の2つのコースがあるのですが、今回は神戸発の別府コースを選択。

理由は、瀬戸内海航路で冬場も揺れが少ないこと。発着する六甲アイランドの港までは、我が家から車なら15分と近いこと(今回は車ではないけれど)。そして隈研吾さん設計の「界別府」は、以前から気になっていたなど。

※近くで見ると大きい～！さんふらわあ

結論からいうと、このプランめちゃめちゃ良いです。外国船クルーズの運航再開に時間かかりそうな中、「クルーズに行きたい」という方も増えてきています。日本船は運航を再開していますが、お値段がやはりどうしても高くなりがち。その点、フェリーなら手が届きます。

またコロナで車旅が増えましたが、フェリーや旅先ではマイカーで、フェリーは個室で過ごせば、三密回避もできて安心感も高い！

　　※こちらはツアープランにはない部屋タイプですが、事前に見学をさせてもらったプライベートベッド。

相部屋ですがプライベートな空間が確保され、10人一部屋なのでグループで利用すれば貸切に！

フェリーも宿も発見が多くお伝えしたいことが満載。まずは感想を少しお伝えすると

フェリーは想像以上に快適。お料理のビュッフェも美味しい。また船内の売店も充実していて必要なものはだいたいそろう

※ビュッフェにはステーキやカキフライ、お刺身からデザートまで。非常に充実していてしかも美味しい！

フェリーの客室も多様化(個室が増えている）。今回利用のデラックス客室はデッキがひろびろしていてクルーズ客船さながら。

※デッキの広さは、クルーズ船の通常客室のバルコニーより大きいぐらい。クルーズには通常ないパジャマも備え付け！

船旅だと時間が有効に使える！しかも神戸港も別府港も公共交通機関でアクセスがいいので利用勝手がいい(思い立ったらすぐに行ける）

※界別府までは、バスで1本。30分ほどの距離。(早朝はバス+電車移動）

そして隈研吾さんが設計した星野リゾート「界別府」はといえば

いろいろ攻めていて面白い！全国の界に宿泊していますが、私の好きな界ランキング上位にはいります。

　(特に温泉の配管をモチーフにした「ラボ」は、その役割がいろいろと変化して楽しい）

※界別府のラボは時間とともに変わりゆく。これだけで記事がかけちゃうぐらい

部屋の窓が大きくとられていて、海に浮かんでいるよう(船旅の続きのように楽しめる）

※全室から海を臨み、ダイブできそう！！（客室により窓のタイプは異なります）

ご当地楽をはじめとして、館内アクティビティが充実。庭に縁日が登場するなんて！老若男女楽しめます

※エンターテインメント性あふれる「界　別府」

クルーズの寄港地に一泊する感じで、本当にドラマティックな船旅を満喫しました。

「さんふらわあ」のご担当者も、そして船内で仲良くなったドライバーさんもおしゃっていましたが、実は大阪⇔志布志(界霧島コース)の船は、新しくて更にすごいそうですよ。「絶対乗らねば」と思います。

写真の方がわかりやすいので、インスタグラムにフェリーや界の情報は掲載を少しづつしております。ぜひご覧くださいませ。

村田和子(インスタ：旅の記録）

ただ想定外のことも。ひとつはフェリーは夜に出航して早朝に到着。特に冬場は日が短いので、下船直前にようや明るくなるという感じ。ほとんど夜なのです。瀬戸内海は絶景がゆえに景色が楽しめずちょっと残念。広いデッキで海と太陽を眺めたい方は春先から夏のシーズン、あるいは、界　霧島（志布志着）のコースだと航海時間も長いので、翌朝はお日様が昇っている時間も楽しめるはず。

(でも出航時の神戸の街や星空。行き交う船の明かりもあって夜は夜で綺麗なのですけれど！）