緊急事態宣言延長ですが、旅の楽しさ伝えます
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。10都道府県では緊急事態宣言の延長が発表されました。今までの経験を踏まえると、無理をして卒業や入学などイベントの多い春、観光のシーズンオンを迎える春休みからGWを棒に振るよりも、しっかりと今のうちにリスクを抑えるというのは賢明な判断だと感じます。3月に桜の下で笑えることを切に願います。
ただ懸念をしていることがひとつあります。「不要不急の外出を控える」というメッセージ。どんどん強くなり、日々の行動を「これって不要不急?」と自問すると、何もできなくなりそう。気を付けている人ほど、心の重荷がずしっと増える気がします。
そんな中、旅は不要不急だろう……と考える方が多いのは十分理解できます。でも私は、それぞれの環境や人によるところが大きい、人によっては「今が大事」ということもあると感じます。旅はレジャーととらえがちですが、日常や人生を豊かにするもの。ここにきて、メンタルに支障をきたす方の増加、自殺者の増加(特に女性、子供)、認知症が増えた……など、コロナ禍での別の問題も出てきていますし、これからも増加をしていくことと思います。
私自身がこの仕事を続けてきた理由の一つが、生後四か月の息子との初めていった家族旅行の経験が大きくあります。
今から考えると「産後うつ」になってもおかしくない状況だったのではないかと。出産前は当たり前のことができなくなったことへのストレス、子どもは可愛いけれど命を預かることへの不安、自分の思い通りに行動してくれないことへのストレス。仕事のように評価されない家事や育児……。
子どもの首が座ったのをまって、生後4カ月のときに綿密に計画をたてて、千葉の房総半島への1泊2日は、本当に今(子どもは今年成人を迎えますが)、思い出しても涙が出るくらい、気持ちが晴れ晴れとして、子育てを元気にできるきっかけとなりました。当時はまだ言葉すらなかった「子連れ旅行」の推進、「旅育」へとつながる原点にもなっています。
なので、今、コロナ禍で子育て中のお母さんのことを思うと本当に大変だろうなあと心配はつきません。そして私が想像できないところで、大変な思いをされている方も多いことも間違いないでしょう。旅がすべての解決にはもちろんなりませんが、旅で元気になれる方もいることは事実です。緊急事態宣言後の旅を計画したり予約をして、楽しみとするのもいいと思います。旅は行っている時だけではなく、思い出したり計画をすることでも元気になれますよ。ただ、本当につらいと思ったら、近くで環境を変えることを検討するのも大事だと私は思います。
ここ一年、旅をどう伝えるか、本当に難しく迷いました。医療関係者の方、医療体制などを考えると何もいえない。そして私個人としては、離れた地で息子が大学に通えない状態でGOTO?というのもありました。一方で疲弊した観光地を見続けてきていますし、旅が心の元気に必要な人もいる。
私が貢献できるのは、ひとつは自分がまずは健康でいること。そして少しでも元気になる方を、自分のスキルで増やすこと。私ができることといえば、多くの方の気持ちに寄り添い、旅の魅力や効能を伝えること。そんな風に今は考えています。
先日、ある心理学の先生が、1つマイナスの情報を聞いたら、3倍のプラスの情報を聞かないと、心はフラットにならず、ストレスを蓄積するとのこと。少しでも、心にプラスの情報をお届けでできれば……そして本格的な旅シーズンに向けて、旅へ行きたいと思っていただけるように。
旅の発信は続けてまいります。
緊急事態宣言が明けたコロナが落ち着いている地域の方は、ぜひご自身のタイミングで、安全安心に、まずは近場でリフレッシュされてみるのもいいのでは? 大変な中で三密回避を徹底し、「来てくれてありがとう」と迎えられることで、頑張ろうと勇気を頂くことも多いかと思います。観光業(だけではないですが)は、相当つらい状況であるのはかわりありません。今回の緊急事態宣言で、ダメージを受けられるところも少なくないと危惧しています。あと一か月、持ちこたえていただけるようにと、私は何もできず祈るばかりですが。
本日から暦の上では春。ちょっと決意表明でした。
ただ懸念をしていることがひとつあります。「不要不急の外出を控える」というメッセージ。どんどん強くなり、日々の行動を「これって不要不急?」と自問すると、何もできなくなりそう。気を付けている人ほど、心の重荷がずしっと増える気がします。
そんな中、旅は不要不急だろう……と考える方が多いのは十分理解できます。でも私は、それぞれの環境や人によるところが大きい、人によっては「今が大事」ということもあると感じます。旅はレジャーととらえがちですが、日常や人生を豊かにするもの。ここにきて、メンタルに支障をきたす方の増加、自殺者の増加(特に女性、子供)、認知症が増えた……など、コロナ禍での別の問題も出てきていますし、これからも増加をしていくことと思います。
私自身がこの仕事を続けてきた理由の一つが、生後四か月の息子との初めていった家族旅行の経験が大きくあります。
今から考えると「産後うつ」になってもおかしくない状況だったのではないかと。出産前は当たり前のことができなくなったことへのストレス、子どもは可愛いけれど命を預かることへの不安、自分の思い通りに行動してくれないことへのストレス。仕事のように評価されない家事や育児……。
子どもの首が座ったのをまって、生後4カ月のときに綿密に計画をたてて、千葉の房総半島への1泊2日は、本当に今(子どもは今年成人を迎えますが)、思い出しても涙が出るくらい、気持ちが晴れ晴れとして、子育てを元気にできるきっかけとなりました。当時はまだ言葉すらなかった「子連れ旅行」の推進、「旅育」へとつながる原点にもなっています。
なので、今、コロナ禍で子育て中のお母さんのことを思うと本当に大変だろうなあと心配はつきません。そして私が想像できないところで、大変な思いをされている方も多いことも間違いないでしょう。旅がすべての解決にはもちろんなりませんが、旅で元気になれる方もいることは事実です。緊急事態宣言後の旅を計画したり予約をして、楽しみとするのもいいと思います。旅は行っている時だけではなく、思い出したり計画をすることでも元気になれますよ。ただ、本当につらいと思ったら、近くで環境を変えることを検討するのも大事だと私は思います。
ここ一年、旅をどう伝えるか、本当に難しく迷いました。医療関係者の方、医療体制などを考えると何もいえない。そして私個人としては、離れた地で息子が大学に通えない状態でGOTO?というのもありました。一方で疲弊した観光地を見続けてきていますし、旅が心の元気に必要な人もいる。
私が貢献できるのは、ひとつは自分がまずは健康でいること。そして少しでも元気になる方を、自分のスキルで増やすこと。私ができることといえば、多くの方の気持ちに寄り添い、旅の魅力や効能を伝えること。そんな風に今は考えています。
先日、ある心理学の先生が、1つマイナスの情報を聞いたら、3倍のプラスの情報を聞かないと、心はフラットにならず、ストレスを蓄積するとのこと。少しでも、心にプラスの情報をお届けでできれば……そして本格的な旅シーズンに向けて、旅へ行きたいと思っていただけるように。
旅の発信は続けてまいります。
緊急事態宣言が明けたコロナが落ち着いている地域の方は、ぜひご自身のタイミングで、安全安心に、まずは近場でリフレッシュされてみるのもいいのでは? 大変な中で三密回避を徹底し、「来てくれてありがとう」と迎えられることで、頑張ろうと勇気を頂くことも多いかと思います。観光業(だけではないですが)は、相当つらい状況であるのはかわりありません。今回の緊急事態宣言で、ダメージを受けられるところも少なくないと危惧しています。あと一か月、持ちこたえていただけるようにと、私は何もできず祈るばかりですが。
本日から暦の上では春。ちょっと決意表明でした。
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