星野リゾート発表会へ。第4のブランドOMO(おも)誕生!都市型観光が面白くなる?
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
今日は朝からフル稼働。午後には星野リゾートの定例会へ出席。毎回トピックが多いのですが、個人的には、やはり都市型観光の新しいブランドOMO(おも)の件、面白くなりそうです。(しかし、OMOのネーミングは、どこからきているのでしょう。質問すればよかったです。おもてなし?面白い?…←勝手に想像。確認してご報告しますが、サイトをみると、加えて”おもいっきり(楽しむ)”“思い出”などもかけているようですね)
既に運営を担っている北海道の旭川グランドホテルは「OMO7 旭川(おもせぶん・あさひかわ)」へ。東京大塚にも「OMO5 大塚(おもふぁいぶ・おおつか)」が誕生するそうです。ちなみに数字はサービスの充実度。とりあえずシティホテル並みの施設・サービスがあるところを7と置き、今後開発をしながら数値とサービスなどのバランスは調整していくそう。
将来的には大阪の新今宮の案件も、OMOブランドになるようですよ。

私も観光をメインにした旅では、コストのバランスからビジネスホテルを利用して、食事も地元のお店で頂くスタイルが多いのですが。星野代表がおしゃっていた通り「不満はないがワクワク感もない」というのは確かに…。
コスパを考え寝るだけなら十分満足と過度な期待はしないケースが多いですね(余談ですが、建築コストの関係で窓が小さいのが、私はどうもビジネスホテルで残念におもうところだったりします)
そんな観光メインの旅に宿泊のワクワク感(コスパ良く)がプラスされたら?
星野流の新しい都市型観光のスタイル、とても楽しみです。

星野代表が
「地方都市の駅前はナショナルブランドの看板が多くどこも同じような雰囲気」
「いっそ駅から少し離れた場所にこそディープな街の楽しみ…食事やセンスのいいお店、その地ならではのディープな魅力(ライブハウスなど)がある」
「旭川では500歩で行ける範囲での楽しみ方を提案するツール「500歩MAP」を作成」
「周りのお店が開店している間は積極的に楽しみ方を案内。むしろホテル内のサービスは周りが閉まった後にある」
……どれも旅好きなら思いあたる「あるある」。
特に地方の新幹線など主要駅などは、メインの観光スポットや街の本来の賑わいから離れているケース多いですよね(先日訪れた長野も善光寺は結構駅から離れているし・・・城下町などもそうですよね)
上記の理由から、OMOは必ずしも、駅近ではない場所にも展開を検討、このあたりも利便性重視のビジネスホテルとは一線を画しそうです。
OMO(おも)のオフィシャルサイトは本日からオープン。動画を見るとよくコンセプトが分かります。
なんだか話を伺い、ごく限られた地域の魅力を集約というところで、以前シンガポールへ行きファンになったIHGグループの、INDIGO(⇒レポート:超私好み!ホテル インディゴ シンガポール カトン)と旅行者ニーズに対する考え方が似ている気もします。
住むようにその土地を感じられる都市型観光ホテルとでもいうべきか。
INDIGOは狭い地域の魅力をホテルに集約、対してOMOは周りと連携して一体化するという点で、ベクトルは違うのですが。
いずれにしても、好きなタイプのホテルのような気がしてワクワク。
その他、星野リゾートの気になるトピックは、また後日。
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