ツアーも進化!近畿日本ツーリスト役員懇親会へ
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。先日は近畿日本ツーリストの役員の方々とメディアの懇親会へ。毎年この時期に開催されお招きいただくのですが、2年ぶりです。
ネットが台頭し個人で旅行手配ができるようになって久しいですが、薄利多売をモデルにしていた旅行会社にとっては、これは危機でもありました。一時は価格競争に陥り、旅行者のツアー離れも進み、旅行会社はこの先どうなってしまうのか……と私も危惧していたのですが。ここ数年、旅行会社の新たな付加価値形成が進んでツアーも進化してきたと感じます。
顧客目線での店舗つくり、安いだけではない魅力向上(付加価値のある商品の増加)、旅行者にとってもメリットが多くなっています。特に近畿日本ツーリストは、テーマ旅を得意とするクラブツーリズムと、この秋から”ホリディ”や”メイト”といった旅行ブランドの商品造成を一緒に行うとのことで、楽しみです。
いろいろ発表があったのですが、個人的に印象的だったことを3点ご報告。
まず店頭では、顧客対応力の高い方面別カリスマデザイナーを1000人に増やすそう。これ、私が総合旅行業務を取得した10年前から画期的に変わっています(※専門家に相談したい顧客の期待と店頭スタッフのスキルがかみ合っておらず、それをよしとしていた業界に疑問をもち総合旅行業取扱管理者を取得しました 参考:ガイドの原点)
また、端末上でスキルの高いスタッフとコミュニケーションができる旅のコンシェルジュ(端末)を62店舗に設置。さらに、沢山あるコースから条件からリコメンドしてくれるクイックトラベルインフォは、全店に設置しているそう。

そして2点目、道の駅応援プロジェクト、農業事業ビジネスへの参画など新たなビジネス展開。
地域活性ということに加え、ライフスタイルを通した展開へと進みそうな予感がします

クラブツーリズムは”シニアを元気に笑顔にする企業”をスローガンにするとのこと。歳を重ねた際に、旅で気になるトイレ事情を解決すべく、化粧室があるバスを2018年までに100台にするそう。
スキーバスの事故を受けて、バスツアーは今年厳しかったとのことですが、安全・安心は当然として、お客様が不安なく楽しめるような取り組みを進めるとのことで、その一つの施策でもあります。

抜粋のご報告になりますが、今後旅行会社の役割や重要性は、再び増す方向に向かうのではないかと思っています。昨今SNSやまとめサイトなど、旅の情報が乱立する中、”情報があって便利”というよりも、内容がない、あるいは間違ったリードをしてしまう情報も多く目にするようになりました。
”自分好みの満足度の高い旅を計画し、安心・安全に旅をする”には、専門業者である旅行業の役割というのが、今後重要になりそうです。
貴重な機会にお招きいただきましたこと、御礼申し上げます。
■近畿日本ツーリスト
■クラブツーリズム
ネットが台頭し個人で旅行手配ができるようになって久しいですが、薄利多売をモデルにしていた旅行会社にとっては、これは危機でもありました。一時は価格競争に陥り、旅行者のツアー離れも進み、旅行会社はこの先どうなってしまうのか……と私も危惧していたのですが。ここ数年、旅行会社の新たな付加価値形成が進んでツアーも進化してきたと感じます。

いろいろ発表があったのですが、個人的に印象的だったことを3点ご報告。
まず店頭では、顧客対応力の高い方面別カリスマデザイナーを1000人に増やすそう。これ、私が総合旅行業務を取得した10年前から画期的に変わっています(※専門家に相談したい顧客の期待と店頭スタッフのスキルがかみ合っておらず、それをよしとしていた業界に疑問をもち総合旅行業取扱管理者を取得しました 参考:ガイドの原点)
また、端末上でスキルの高いスタッフとコミュニケーションができる旅のコンシェルジュ(端末)を62店舗に設置。さらに、沢山あるコースから条件からリコメンドしてくれるクイックトラベルインフォは、全店に設置しているそう。

そして2点目、道の駅応援プロジェクト、農業事業ビジネスへの参画など新たなビジネス展開。
地域活性ということに加え、ライフスタイルを通した展開へと進みそうな予感がします

クラブツーリズムは”シニアを元気に笑顔にする企業”をスローガンにするとのこと。歳を重ねた際に、旅で気になるトイレ事情を解決すべく、化粧室があるバスを2018年までに100台にするそう。
スキーバスの事故を受けて、バスツアーは今年厳しかったとのことですが、安全・安心は当然として、お客様が不安なく楽しめるような取り組みを進めるとのことで、その一つの施策でもあります。

抜粋のご報告になりますが、今後旅行会社の役割や重要性は、再び増す方向に向かうのではないかと思っています。昨今SNSやまとめサイトなど、旅の情報が乱立する中、”情報があって便利”というよりも、内容がない、あるいは間違ったリードをしてしまう情報も多く目にするようになりました。
”自分好みの満足度の高い旅を計画し、安心・安全に旅をする”には、専門業者である旅行業の役割というのが、今後重要になりそうです。
貴重な機会にお招きいただきましたこと、御礼申し上げます。
■近畿日本ツーリスト
■クラブツーリズム
この記事へのコメント