終戦70年。中学生との旅育は、長崎・広島二つの平和記念公園へ
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
昨日から息子も新学期。早いもので中学二年生になり、旅のスタイルも変わりつつあります。
春休みは、広島県へ。世界遺産の厳島神社、そして原爆ドーム、資料館、平和記念公園ではボランティアガイドの方に案内をして頂きました。天皇陛下がパラオにご訪問されていますが、今年は終戦70年。息子も中学生となり、しっかりと過去を知り学び、自分たちの生きる現在、そして未来を考えられる年齢になったかなと思い訪れることに。
※丁度原爆ドームは安全性の確認などのため、足場が組まれていました。
復興は難しいといわれた広島の街は、今では綺麗に整備され、かつて起こったことが信じられないくらい。平和記念公園もお花見の方でにぎわっていていました。「綺麗な街だけど、ひっそりと当時の物が残っていること、今までの歩み、お兄ちゃんにも知っておいてほしい」というのは、偶然通り見学させていただいた袋町国民学校の方の話。爆心地から500M、疎開をしていなかった学童が被爆し、この国民学校では300名の方が犠牲になられたといいます。地下は負傷者が運び込まれ治療が施されていたとのこと。
そして驚いたのが、海外の方が原爆ドームや平和記念公園などに多く訪れていること。多いとは聞いていましたが想像以上で、記念館などでは真剣なまなざしで遺品を見つめる姿、涙ぐむ姿なども多くお見かけしました。国もいろいろで、平和を願う気持ち、幸せを願う気持ちは、全世界共通なのを感じます。昨今の世界状況をみると憂慮することが多々ありますが、改めて世界の平和を切に願いました。
※ボランティアガイドの方と。爆風で飛ばされた墓石。平和記念公園内は大きなお寺があったのだとか。平和記念公園の敷地内で当日の面影を残す数少ないものだそうです
2月には長崎県へ訪れ、平和公園で15歳で軍事工場で被爆した方のお話を伺う機会もありました。
自分と年齢が変わらない年齢で働いていたこと、被曝して九死に一生を得たこと、そこから家に帰るまでの道のり、しばらくして発症した後遺症……直接伺うことができ、何か息子も感じるところがあったのではないかと思います。
もちろん旅行ですので、美味しいものも食べ、楽しい場所にも訪れましたが、折に触れ、こういった機会もしっかりと持っていきたいと思います。中学生の旅育……オンタイムで実行中。またご紹介できればと思います。
昨日から息子も新学期。早いもので中学二年生になり、旅のスタイルも変わりつつあります。
春休みは、広島県へ。世界遺産の厳島神社、そして原爆ドーム、資料館、平和記念公園ではボランティアガイドの方に案内をして頂きました。天皇陛下がパラオにご訪問されていますが、今年は終戦70年。息子も中学生となり、しっかりと過去を知り学び、自分たちの生きる現在、そして未来を考えられる年齢になったかなと思い訪れることに。
※丁度原爆ドームは安全性の確認などのため、足場が組まれていました。
復興は難しいといわれた広島の街は、今では綺麗に整備され、かつて起こったことが信じられないくらい。平和記念公園もお花見の方でにぎわっていていました。「綺麗な街だけど、ひっそりと当時の物が残っていること、今までの歩み、お兄ちゃんにも知っておいてほしい」というのは、偶然通り見学させていただいた袋町国民学校の方の話。爆心地から500M、疎開をしていなかった学童が被爆し、この国民学校では300名の方が犠牲になられたといいます。地下は負傷者が運び込まれ治療が施されていたとのこと。
そして驚いたのが、海外の方が原爆ドームや平和記念公園などに多く訪れていること。多いとは聞いていましたが想像以上で、記念館などでは真剣なまなざしで遺品を見つめる姿、涙ぐむ姿なども多くお見かけしました。国もいろいろで、平和を願う気持ち、幸せを願う気持ちは、全世界共通なのを感じます。昨今の世界状況をみると憂慮することが多々ありますが、改めて世界の平和を切に願いました。
※ボランティアガイドの方と。爆風で飛ばされた墓石。平和記念公園内は大きなお寺があったのだとか。平和記念公園の敷地内で当日の面影を残す数少ないものだそうです
2月には長崎県へ訪れ、平和公園で15歳で軍事工場で被爆した方のお話を伺う機会もありました。
自分と年齢が変わらない年齢で働いていたこと、被曝して九死に一生を得たこと、そこから家に帰るまでの道のり、しばらくして発症した後遺症……直接伺うことができ、何か息子も感じるところがあったのではないかと思います。
もちろん旅行ですので、美味しいものも食べ、楽しい場所にも訪れましたが、折に触れ、こういった機会もしっかりと持っていきたいと思います。中学生の旅育……オンタイムで実行中。またご紹介できればと思います。
この記事へのコメント
いつも楽しく為になる情報をありがとうございます。
男子、中学受験を経験、ワーキングマザーでいらっしゃるということで尊敬目標にしつつ勝手にわが身にシンクロさせて拝読しております^^;
70周年ということで広島、長崎を検討しております。
お気楽な息子に知ってほしい気持ちがありますが、資料館はちょっと刺激が強いのでは?もしどちらか一方しか行けない場合はどちらが?姫路城と広島一泊二日は強行すぎ?といろいろ疑問が‥
もしお時間ありましたらアドバイス頂けましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
ご質問の件ですが、広島と長崎だと規模でいうと広島が大きく、ボランティガイドさんも多数いらっしゃること(予約がおすすめ)、原爆ドームもあり実際に目にすることで子供にもわかりやすいかと。厳島神社も含め2つの世界遺産もありますので学習面ではよいかもしれません。
一方長崎は、実際に被爆された方が平和公園で、ほぼ息子と同じ年の体験として原爆を語って頂いたことが何よりも良い経験となりました。また長崎は出島やグラバー園、竜馬関係などに関するスポットが多く、特に出島はたのしみながら歴史を学べます。今回は軍艦島も訪れましたが、こちらも世界遺産に登録が期待される中、余裕があれば訪れてみるのもいいかもしれません。
ということで甲乙つけがたく、周辺の観光地も含めてご検討されるといいかと思います。資料館はご心配はわかりますが小学校高学年でしたら大丈夫だと思います。行かれるのでしたら是非訪れて頂きたいです。広島は海外からも小さなお子様連れでこられています。
また広島と姫路城1泊2日は、広島が平和記念公園周辺だけというのでしたら大丈夫かと思いますが、厳島神社まで足を延ばすとなると、首都圏からだとタイトかと。じっくりとみて頂きたいだけに可能でしたら夜でもいいので姫路にIN。翌日早朝から姫路城見学⇒広島へ移動⇒午後に平和記念公園。翌日は厳島神社という感じだと良いかと思います。また何かございましたらご連絡いただければと思います