子連れ、赤ちゃん連れの旅マナーを改めて考える
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
「 再生JALの心意気/さかもと未明(漫画家) 」の記事が問題になっていますが……。読んで私も正直びっくりいたしました。(⇒記事はこちら)
子ども連れのマナーは子連れ旅行やおでかけが多くなった昨今、問題になることも少なくありません。多いのは「(言葉もわかる)幼児が騒いでいるのに親が知らん顏」といったようなことがほとんど。これは私も問題と思うこともあり、旅育の観点からも「マナーを守る」ということも提案しています。
■旅のマナー違反していませんか?~子連れ編
ただ今回のように言葉もわからない赤ちゃんに対しては、多くの方が見守ってくださるのが常です。赤ちゃんのぐずった声は、周りからすると不愉快なのはわかります。でもどんなに準備をしていても赤ちゃんは泣いてしまうときがある事、それは仕方ないことを多くの方が経験から知っていて許容してくれる。また必死になだめるお母さんを見て我慢をしてくだっているのだと思います。それに対して、お母さん側も申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを忘れない……これがマナーを守るというか、社会のモラルなんじゃないかと思います。
特に飛行機は気圧の変化や慣れない環境でぐずってしまうこともあります。じゃあ乗るなといわれても、赤ちゃん連れでも飛行機に乗らなくてはいけないこともありますし、旅に行くことで毎日育児に悩みつつも奮闘しているお母さんたちのリフレッシュになることも多々あります。考えてもみてください「泣き声がうるさい」といいますが、お母さんは24時間この子たちの面倒をみているのです。他人だから関係ないではなく、少子化が進む中、こういったお母さんの状況を知り温かい気持ちで見守って頂きたいところです。
一方で、赤ちゃん連れ、子連れで公共の場を利用をする際には、十分な準備など、お母さんも努力が必要なのはいうまでもありません。「赤ちゃんが泣き子供が騒ぐのは当たり前」というのは周りに理解していただくものであり、お母さん自身が思っては周りの理解はえられません。特にコミュニケーションができるようになったらしっかりと公共の場でのマナーは教えるべき。これから年末年始おでかけの機会も増えることと思います。以下にちょこっとアドバイスを掲載していますので、よろしければ参考にしてみてください。
■子連れ旅行のノウハウ(家族deたびいく)
■子供と一緒に海外へ~機内編(JALホームページ)
私も初めて息子を連れて飛行機に乗った際に、(時間にしたら10分ぐらいですが)やはり……ぐずってしまい本当にどうしようかと思ったことが。客室乗務員の方が紙コップの中に飴を入れてがらがらの様にしてもってきてくれたり、周りの方が温かい言葉をかけてくださり有難く救われた思いがしたのを思い出しました。
公共の場では、お互いに他者を思いやった行動をする……これは、子どもがいるいないにかかわらず大切なことだと思うのですが。少しこういった意識が薄れつつあるのかもしれません。
赤ちゃんを連れていると、いろいろな方に話しかけられる機会があります。
「可愛いね」「大変だね」「おりこうさんだね」ということから、「邪魔」「うるさい」ということまで。こういった一言に、喜んだり沈んだりしていた10年前の自分の姿を今回のことで思い出しました。
皆が出来るだけ気持ちよく過ごせる世の中にしていかないと。
<補足>
先日問題になったスカイマークのサービスコンセプトの中に、
「幼児の泣き声等に関する苦情は一切受け付けません。航空機とは密封された空間でさまざまなお客様が乗っている乗り物であることをご理解の上で搭乗いただきますようお願いします。」というものがありました。他はともかく、この一文は非常に納得。でもわざわざ表記するということはクレームも多いということなのでしょう。
※旅行に関する執筆・講演・アドバイス等、仕事に関するご相談・ご依頼はメールでお願い致します
※取得資格:一級販売士・ファイナンシャルプランナー・総合旅行業務取扱管理者
※家族旅行、子連れ旅行を応援する「家族deたびいく」もよろしくお願い致します!
© All rights reserved Kazuko Murata since 2006
「 再生JALの心意気/さかもと未明(漫画家) 」の記事が問題になっていますが……。読んで私も正直びっくりいたしました。(⇒記事はこちら)
子ども連れのマナーは子連れ旅行やおでかけが多くなった昨今、問題になることも少なくありません。多いのは「(言葉もわかる)幼児が騒いでいるのに親が知らん顏」といったようなことがほとんど。これは私も問題と思うこともあり、旅育の観点からも「マナーを守る」ということも提案しています。
■旅のマナー違反していませんか?~子連れ編
ただ今回のように言葉もわからない赤ちゃんに対しては、多くの方が見守ってくださるのが常です。赤ちゃんのぐずった声は、周りからすると不愉快なのはわかります。でもどんなに準備をしていても赤ちゃんは泣いてしまうときがある事、それは仕方ないことを多くの方が経験から知っていて許容してくれる。また必死になだめるお母さんを見て我慢をしてくだっているのだと思います。それに対して、お母さん側も申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを忘れない……これがマナーを守るというか、社会のモラルなんじゃないかと思います。
特に飛行機は気圧の変化や慣れない環境でぐずってしまうこともあります。じゃあ乗るなといわれても、赤ちゃん連れでも飛行機に乗らなくてはいけないこともありますし、旅に行くことで毎日育児に悩みつつも奮闘しているお母さんたちのリフレッシュになることも多々あります。考えてもみてください「泣き声がうるさい」といいますが、お母さんは24時間この子たちの面倒をみているのです。他人だから関係ないではなく、少子化が進む中、こういったお母さんの状況を知り温かい気持ちで見守って頂きたいところです。
一方で、赤ちゃん連れ、子連れで公共の場を利用をする際には、十分な準備など、お母さんも努力が必要なのはいうまでもありません。「赤ちゃんが泣き子供が騒ぐのは当たり前」というのは周りに理解していただくものであり、お母さん自身が思っては周りの理解はえられません。特にコミュニケーションができるようになったらしっかりと公共の場でのマナーは教えるべき。これから年末年始おでかけの機会も増えることと思います。以下にちょこっとアドバイスを掲載していますので、よろしければ参考にしてみてください。
■子連れ旅行のノウハウ(家族deたびいく)
■子供と一緒に海外へ~機内編(JALホームページ)
私も初めて息子を連れて飛行機に乗った際に、(時間にしたら10分ぐらいですが)やはり……ぐずってしまい本当にどうしようかと思ったことが。客室乗務員の方が紙コップの中に飴を入れてがらがらの様にしてもってきてくれたり、周りの方が温かい言葉をかけてくださり有難く救われた思いがしたのを思い出しました。
公共の場では、お互いに他者を思いやった行動をする……これは、子どもがいるいないにかかわらず大切なことだと思うのですが。少しこういった意識が薄れつつあるのかもしれません。
赤ちゃんを連れていると、いろいろな方に話しかけられる機会があります。
「可愛いね」「大変だね」「おりこうさんだね」ということから、「邪魔」「うるさい」ということまで。こういった一言に、喜んだり沈んだりしていた10年前の自分の姿を今回のことで思い出しました。
皆が出来るだけ気持ちよく過ごせる世の中にしていかないと。
<補足>
先日問題になったスカイマークのサービスコンセプトの中に、
「幼児の泣き声等に関する苦情は一切受け付けません。航空機とは密封された空間でさまざまなお客様が乗っている乗り物であることをご理解の上で搭乗いただきますようお願いします。」というものがありました。他はともかく、この一文は非常に納得。でもわざわざ表記するということはクレームも多いということなのでしょう。
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