星のや京都へ一人旅。時を超えたくつろぎのリゾート
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。先週は息子が学校の宿泊体験で不在ということで、私も普段なかなかできない一人旅へ。向かったのは憧れの宿、京都は嵐山にある「星のや京都」。星のやは「もう一つの日本」をコンセプトに非日常感を極めた和のリゾート。最近は「星のや竹富島」がオープンして話題ですが、京都は軽井沢に続いて2つ目の施設になります(そして3番目が竹富島)。
ちなみにファミリーを大切にする星野リゾートですが、こちらは小学生以下のお子様は宿泊できない大人のお宿。その理由も訪れてみて納得。

星のや京都は軽井沢と比較すると敷地も1/3でパブリックスペースも限られるお籠り度が高い印象。でも……限られた空間の中に時間軸の広さを感じる不思議な感覚に惹きこまれます。
京に都があった平安時代から変わらぬ景色や野鳥の声、100年前の建物は職人の技でよみがえり、そこに現代の職人技や作家の粋、そして快適性が上手くマッチしています。
洗練された空間の中に、どこか懐かしいくつろぎ感というか、ほっとする心地よさがあるのは、そういった歴史の積み重ね、人々の営みが感じられるからでしょう。泊まる側も想像力や五感を働かせてこそ堪能できるお宿だと感じます。

客室は設えや調度品ひとつひとつにこだわりが感じられ、京都通の方は勿論、私のように詳しくないものでも、滞在を通して京都の古からの文化、伝統工芸などを知るきっかけにもなります。
また感心したのが、様々な対比したものが絶妙に調和していること。

古いものと新しいもの、明るさと暗さ、自然と人工、情緒的と機能的、直線と曲線など、多くの対比の絶妙な調和が生み出すハーモニーは、とにかく素晴らしい。今回一人で滞在することで、五感が研ぎ澄まされ、こういった魅力をより堪能できたました。贅沢ではありますが、一人旅おススメです(実はシングルのお部屋や宿泊プランもあり人気だとか)。
私が滞在した際も聞香でご一緒した男性は、たぶん一人旅。日常から離れ、日頃の疲れを癒すには最適な宿なのだと思います。またカップルや夫婦での滞在もいいですね。女性同士は……どうなのかなあ。うまく表現できないけれど、ここにきて気を使うのは勿体ない。私なら一人でこの空間をきままに楽しみたいという印象でした。
今回の滞在でサプライズだったものの一つがお料理。星のや京都の滞在費は素泊まりが基本。食事は別になっていて、好みに応じて提携している料亭やレストラン、あるいは(京都だけに)行きつけのお店で夕食を済ませる方もいらっしゃるとか。でも、宿の食事、ぜひ一度は召し上がってみていただきたい! 別途ご紹介しますが、伝統的な中に斬新さがコラボして非常に美味なうえ、サプライズもあります。
カウンター席で頂いたのですが、よい意味で京都らしからぬスタッフの方の気持ちのいい対応も◎。
夕食だけの利用も現在受け付けているそうで、お近くの方はまずは夕食を食べに来てもいいかもしれません。
ちなみにこちらは翌朝の朝ごはん。お部屋で頂くのですが素晴らしいです。

今回一つ残念だったのが、熱帯低気圧に変わった台風5号が梅雨前線を刺激し、河川が増水。星のや京都の楽しみの一つである舟でのチェックインができかったこと(そして翌日も水はひかず結局舟には乗れずじまい)。きっと日常から非日常への気持ちの切り替えに重要なシーンだと思うので、これだけは本当に残念でした。
その代わりといってはなんですが、お天気は良く、夜には期間限定のホタルバーも堪能。久しぶりにゆっくりと自分の時間を過ごし、日ごろのストレスも一気に解消しました。
今週末にゆっくりと、当ブログで食事や滞在の詳しい模様はご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに。素敵な滞在に感謝して。
写真:チェックアウト時に支配人の菊池昌枝様とご一緒に。
■星のや京都
※旅行に関する執筆・講演・アドバイス等、仕事に関するご相談・ご依頼はメールでお願い致します
※取得資格:一級販売士・ファイナンシャルプランナー・総合旅行業務取扱管理者
※家族旅行、子連れ旅行を応援する「家族deたびいく」もよろしくお願い致します!
© All rights reserved Kazuko Murata since 2006
ちなみにファミリーを大切にする星野リゾートですが、こちらは小学生以下のお子様は宿泊できない大人のお宿。その理由も訪れてみて納得。

星のや京都は軽井沢と比較すると敷地も1/3でパブリックスペースも限られるお籠り度が高い印象。でも……限られた空間の中に時間軸の広さを感じる不思議な感覚に惹きこまれます。
京に都があった平安時代から変わらぬ景色や野鳥の声、100年前の建物は職人の技でよみがえり、そこに現代の職人技や作家の粋、そして快適性が上手くマッチしています。
洗練された空間の中に、どこか懐かしいくつろぎ感というか、ほっとする心地よさがあるのは、そういった歴史の積み重ね、人々の営みが感じられるからでしょう。泊まる側も想像力や五感を働かせてこそ堪能できるお宿だと感じます。

客室は設えや調度品ひとつひとつにこだわりが感じられ、京都通の方は勿論、私のように詳しくないものでも、滞在を通して京都の古からの文化、伝統工芸などを知るきっかけにもなります。
また感心したのが、様々な対比したものが絶妙に調和していること。

古いものと新しいもの、明るさと暗さ、自然と人工、情緒的と機能的、直線と曲線など、多くの対比の絶妙な調和が生み出すハーモニーは、とにかく素晴らしい。今回一人で滞在することで、五感が研ぎ澄まされ、こういった魅力をより堪能できたました。贅沢ではありますが、一人旅おススメです(実はシングルのお部屋や宿泊プランもあり人気だとか)。


カウンター席で頂いたのですが、よい意味で京都らしからぬスタッフの方の気持ちのいい対応も◎。

ちなみにこちらは翌朝の朝ごはん。お部屋で頂くのですが素晴らしいです。

今回一つ残念だったのが、熱帯低気圧に変わった台風5号が梅雨前線を刺激し、河川が増水。星のや京都の楽しみの一つである舟でのチェックインができかったこと(そして翌日も水はひかず結局舟には乗れずじまい)。きっと日常から非日常への気持ちの切り替えに重要なシーンだと思うので、これだけは本当に残念でした。


どうぞお楽しみに。素敵な滞在に感謝して。
写真:チェックアウト時に支配人の菊池昌枝様とご一緒に。
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