震災から半年、旅を考える~マズローの6段階欲求
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
ブログを少しお休みしている間に震災から半年目、そして9.11から十年目という日を迎えました。
様々な鎮魂のセレモニーが催され、私も改めて犠牲者の皆様のご冥福をお祈りいたしました。
また台風12号の影響で大きな被害に見舞われた地域の皆様にお見舞い申し上げます。
実家が奈良県ということで多くの方にお見舞いのお声掛けやメールを頂きました。お気持ちうれしく、また実家は奈良県北部の市街地にあり、今回の台風の被害はありませんことをこの場を借りてご報告申し上げます。
温かいお気持ちありがとうございました。
さて、そんな最中、私はといえば、フォートラベルで2008年より実施している旅行動向調査結果のデータを分析しておりました。今年の夏の動向は、大きな傾向はあるものの、深く読み解くと人それぞれという印象です。
震災以降、「旅ができること、今どんな旅が必要か」を自問自答する機会が多いのですが、よく頭に浮かんだのがマズローの欲求のピラミッドの図。しかも5段階ではなく6段階。
有名なマズローの欲求の5段階モデルは、生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求の5段階ですが、実はこれに『コミュニティ(共同体)発展欲求』を加えて6段階だったという説を、以前JTBさんが主催のセミナーで福武氏より聞き共感。私も6段階で考えるようにしています。
(詳細は福武總一郎氏の講演~マズローの欲求は6段階!(JTB新春経営講演会にて)をご覧ください)
またピラミッド型ですが、生理的欲求、安全の欲求という底辺二つは変わらないものの、親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求については、上下関係がなくなってきているように感じています。
例えば親和を通り越して自我の欲求が先に来る人もいるのでは?と感じています。そして頂点のコミュニティ(共同体)発展欲求は、そういった欲求の最終的な到着地点。
私の独自解釈のイメージはそんな感じです。
震災前は、人それぞれにより状況は違うにせよ、生理的欲求、安全欲求はは確保はされていました。それが震災で一気に崩されて、現在ピラミッドを一生懸命のぼっている状況だと感じています。そして登るスピードや、登る方法は人それぞれ違う、その差が出てきた……現在はそんな最中ではないでしょうか。
旅行は目的ではなくよりよく生きる為の手段だと私自身は思っており、そうなるとこのピラミッドの何処にいるのかは非常に重要になってきます。
旅行動向調査のコメントを見ていても、同じことがらに対する受け止め方も、年代や地域で大きく違いますし、同じことが起因していても、その行動が間逆なケースもあります。
例えば「震災が起こり不安な日々」と感じている首都圏在住の人の場合「だから海外でのんびりしたい」と海外旅行へ出掛ける人もいれば、「だから今日本を離れたくない」と国内に留まる人もいます。
また被災地は勿論、それ以外の地域の人も(想像ではありますが)どの欲求段階にいるのかは、かなりばらつきがあり、震災後より今の方が、そのばらつきは大きくなっていると感じます。
こういった中で旅をどうとらえて、旅が何ができるかを考えることは非常に難しく、私も答えが出せているわけではありません。ただ全体の傾向をしっかり押さえつつも、ターゲットがどういった段階にいるのか、何を重視しているのか(あるいはどういった段階の人に、旅を通してどうなってもらいたいのか)などをイメージする必要性を感じています。
フォートラベルの旅行動向調査は明日リリース予定です。
多くの方が旅で元気になる、そんな旅スタイルの構築に少しでもこの結果が役立てばと願っております。
※旅行に関する執筆・講演・アドバイス等、仕事に関するご相談・ご依頼はメールでお願い致します
※取得資格:一級販売士・ファイナンシャルプランナー・総合旅行業務取扱管理者
※2010年10月家族旅行、子連れ旅行を応援する家族deたびいくオープン!
© All rights reserved Kazuko Murata since 2006
ブログを少しお休みしている間に震災から半年目、そして9.11から十年目という日を迎えました。
様々な鎮魂のセレモニーが催され、私も改めて犠牲者の皆様のご冥福をお祈りいたしました。
また台風12号の影響で大きな被害に見舞われた地域の皆様にお見舞い申し上げます。
実家が奈良県ということで多くの方にお見舞いのお声掛けやメールを頂きました。お気持ちうれしく、また実家は奈良県北部の市街地にあり、今回の台風の被害はありませんことをこの場を借りてご報告申し上げます。
温かいお気持ちありがとうございました。
さて、そんな最中、私はといえば、フォートラベルで2008年より実施している旅行動向調査結果のデータを分析しておりました。今年の夏の動向は、大きな傾向はあるものの、深く読み解くと人それぞれという印象です。
震災以降、「旅ができること、今どんな旅が必要か」を自問自答する機会が多いのですが、よく頭に浮かんだのがマズローの欲求のピラミッドの図。しかも5段階ではなく6段階。
有名なマズローの欲求の5段階モデルは、生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求の5段階ですが、実はこれに『コミュニティ(共同体)発展欲求』を加えて6段階だったという説を、以前JTBさんが主催のセミナーで福武氏より聞き共感。私も6段階で考えるようにしています。
(詳細は福武總一郎氏の講演~マズローの欲求は6段階!(JTB新春経営講演会にて)をご覧ください)
またピラミッド型ですが、生理的欲求、安全の欲求という底辺二つは変わらないものの、親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求については、上下関係がなくなってきているように感じています。
例えば親和を通り越して自我の欲求が先に来る人もいるのでは?と感じています。そして頂点のコミュニティ(共同体)発展欲求は、そういった欲求の最終的な到着地点。
私の独自解釈のイメージはそんな感じです。
震災前は、人それぞれにより状況は違うにせよ、生理的欲求、安全欲求はは確保はされていました。それが震災で一気に崩されて、現在ピラミッドを一生懸命のぼっている状況だと感じています。そして登るスピードや、登る方法は人それぞれ違う、その差が出てきた……現在はそんな最中ではないでしょうか。
旅行は目的ではなくよりよく生きる為の手段だと私自身は思っており、そうなるとこのピラミッドの何処にいるのかは非常に重要になってきます。
旅行動向調査のコメントを見ていても、同じことがらに対する受け止め方も、年代や地域で大きく違いますし、同じことが起因していても、その行動が間逆なケースもあります。
例えば「震災が起こり不安な日々」と感じている首都圏在住の人の場合「だから海外でのんびりしたい」と海外旅行へ出掛ける人もいれば、「だから今日本を離れたくない」と国内に留まる人もいます。
また被災地は勿論、それ以外の地域の人も(想像ではありますが)どの欲求段階にいるのかは、かなりばらつきがあり、震災後より今の方が、そのばらつきは大きくなっていると感じます。
こういった中で旅をどうとらえて、旅が何ができるかを考えることは非常に難しく、私も答えが出せているわけではありません。ただ全体の傾向をしっかり押さえつつも、ターゲットがどういった段階にいるのか、何を重視しているのか(あるいはどういった段階の人に、旅を通してどうなってもらいたいのか)などをイメージする必要性を感じています。
フォートラベルの旅行動向調査は明日リリース予定です。
多くの方が旅で元気になる、そんな旅スタイルの構築に少しでもこの結果が役立てばと願っております。
※旅行に関する執筆・講演・アドバイス等、仕事に関するご相談・ご依頼はメールでお願い致します
※取得資格:一級販売士・ファイナンシャルプランナー・総合旅行業務取扱管理者
※2010年10月家族旅行、子連れ旅行を応援する家族deたびいくオープン!
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