『旅行で仙台へ来て』ANAホリデイイン仙台からのメッセージ

先日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催されたIHG ANA JAPAN SHOWCASE 2011
にお招きいただき参加しました。こちらは本来は旅行会社とIHGグループ各ホテルの商談の場。実際にホテルの方にいろいろ話を聞けるので……とお声掛け頂きました。そこでひときわ目をひいたのが緑色のはっぴに身を包んだ、ANAホリデイイン仙台のテーブル。
ANAホリデイイン仙台があるのは、仙台市若林区。被害が大きかった地域として何度も報道でも名前が挙がった場所です(※ホテルは津波の被害はありません)

『テレビが本当にマンガのように、あり得ない姿で壊れていて。それも掲示しようかと思ったのですが、気持ちがめげるのでやめました。前を向いて頑張りたいですから。』
震災当日は、『お客様も従業員も全員無事』との連絡が、いち早く広報から私の方へも入りました。ただ現場は『情報がまったくなくて。実家も被害が深刻な場所なのですが、目の前のことを消化するのにいっぱいいっぱいでした。『そういえば実家は大丈夫なのか』と思ったのは、震災後2日ほどだってから』との話も。

その辺りを支配人の柴田氏に伺うと
『復興支援の事業でホテルが埋まることは有難いこと。でも本来の仙台の姿ではなくこれでいいとは思っていない。私どもとしては、観光やビジネスで来られるお客様が増えてこそ、復興だと思っています。幸いにも今はお客様をお迎えするための整備も済んでおりますし、市内は一見震災前のような落ち着きも取り戻しつつあります。一方で、ちょっと離れると、まだがれきや車が流されたままになっているとこともあります。是非多くの方にこの状況も実際に目にして記憶に刻んでほしいと思います。7月の東北の6つのお祭りが集まる東北六魂祭、8月の仙台七夕祭りを機に、秋の紅葉シーズンへ向け『元気な仙台』を取り戻せるよう、観光客の誘致を積極的にしていきたい』とのこと。非常に心に残りました。(写真向かって左:支配人の柴田氏、右:中山氏)

『復興活動の邪魔になりそう』『不謹慎では?』『交通機関がどこまで整っているのか不安』そんな声もフォートラベルの調査では多く聞かれました。様々な気がかりをクリアして実際に足を運ぶには、地元発のこういった声が一番効果があるように思います。
私も多くの声をお伝えできるように、微力ですが頑張ります。
(写真向かって左:大向氏、右:鈴木氏)
■ANAホリデイイン仙台
■仙台七夕祭り
8月6日ー8日(5日は花火も)
■東北六魂祭
7月16日―17日
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※取得資格:一級販売士・ファイナンシャルプランナー・総合旅行業務取扱管理者
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