JTB店舗閉鎖の報道に思うこと
こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
昨日、日経新聞の一面を見てびっくりしました。JTBが店舗を大幅に縮小しネット販売を強化していくとのこと。広報の方を通じてネット強化のお話しは常々伺ってはいたのですが、ここにきて大きく舵をきることになったようです。
私がこの仕事を初めて以来、旅行業界では「店舗ありき」での施策が長年続いていたように感じます。ネットに対しても、当初は「店舗からお客さんを奪う」ということで敵対視すら感じる時期も正直ありましたし、ネットへの旅行者の流出が止まらないと悟ってからは実店舗とネットとの両立をどうするかが課題に。そしてこの度の報道。
個人的には、時代の流れや今後のことをゼロベースで考えれば、遅かれ早かれ何か抜本的に旅行会社の仕組みや役割を見直す時がくるのかなあと思っていたので、今後に期待を持って記事を拝見しました。店舗を拡大し成長をしてきた旅行会社として実店舗を大切にしたいという思いはわかりますが、何かを守ろうとすると逆に本当に必要なことが見えないということもあるかと思います。
今回の件もマイナスイメージで報道されたところもあるようですが、店舗を閉鎖しネットの強化をする中で、新たに人を必要とする、人でなければできない仕事というものも見え未来に向けた取り組みもしやすくなのではないかと思います。そういったことへの一歩として今回の決断は非常に意味のあることだと思います。
閉鎖で気になる雇用問題も、できるだけ配置転換で吸収されるとのこと。ただ閉鎖状況によっては、一部退職者が出る可能性も否めないということでしたし、会社が大きく変わる時には、自主退職も含めて人の流動は通常出てくるかと思います。ただこれも考えようによっては、業界にとってチャンスかと。
旅行会社の経験がある方が異業種へ広がることで、何か旅行の需要喚起の新たな方法や、ビジネスチャンスも生まれてくるのではないかと思います。現に私も異業種から旅行関係の仕事をしておりますが、現在様々な仕事をさせていただけるのも、業界の外の経験に寄るところが大きいと思っています。業界を超えて人が動く時、新たなビジネスというのも生まれやすいのではないかと思います。
以前リクルート系の企業に勤めておりましたが、リクルートでは(今はわかりませんが私が在籍当時は)30代からの早期退職制度や、期限付きの雇用で満期務めると一時金がもらえるなどという制度がありました。通常の会社は長年務めるのをよしとする風土ですが、リクルートでは、勿論優秀な方に長く勤めてもらいたい一方で、定期的に人の入れ変えを大胆に行うことも企業の成長には欠かせないという考え方なのだと記憶しています。
また巣立った人たちは自ら起業をしたり、新たな職場を見つけ、新しい形でリクルートと関わりを持つことも少なくありません。(私もその一人にはいるのかもしれません)
業界最大手のJTBが、最初に着手したのには驚きましたが、今後の旅行業界の再生の一歩として、見守りたいと思います。
■JTB、国内200店閉鎖 11年度メド、ネット強化し商品倍増 (日経新聞記事へ)
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昨日、日経新聞の一面を見てびっくりしました。JTBが店舗を大幅に縮小しネット販売を強化していくとのこと。広報の方を通じてネット強化のお話しは常々伺ってはいたのですが、ここにきて大きく舵をきることになったようです。
私がこの仕事を初めて以来、旅行業界では「店舗ありき」での施策が長年続いていたように感じます。ネットに対しても、当初は「店舗からお客さんを奪う」ということで敵対視すら感じる時期も正直ありましたし、ネットへの旅行者の流出が止まらないと悟ってからは実店舗とネットとの両立をどうするかが課題に。そしてこの度の報道。
個人的には、時代の流れや今後のことをゼロベースで考えれば、遅かれ早かれ何か抜本的に旅行会社の仕組みや役割を見直す時がくるのかなあと思っていたので、今後に期待を持って記事を拝見しました。店舗を拡大し成長をしてきた旅行会社として実店舗を大切にしたいという思いはわかりますが、何かを守ろうとすると逆に本当に必要なことが見えないということもあるかと思います。
今回の件もマイナスイメージで報道されたところもあるようですが、店舗を閉鎖しネットの強化をする中で、新たに人を必要とする、人でなければできない仕事というものも見え未来に向けた取り組みもしやすくなのではないかと思います。そういったことへの一歩として今回の決断は非常に意味のあることだと思います。
閉鎖で気になる雇用問題も、できるだけ配置転換で吸収されるとのこと。ただ閉鎖状況によっては、一部退職者が出る可能性も否めないということでしたし、会社が大きく変わる時には、自主退職も含めて人の流動は通常出てくるかと思います。ただこれも考えようによっては、業界にとってチャンスかと。
旅行会社の経験がある方が異業種へ広がることで、何か旅行の需要喚起の新たな方法や、ビジネスチャンスも生まれてくるのではないかと思います。現に私も異業種から旅行関係の仕事をしておりますが、現在様々な仕事をさせていただけるのも、業界の外の経験に寄るところが大きいと思っています。業界を超えて人が動く時、新たなビジネスというのも生まれやすいのではないかと思います。
以前リクルート系の企業に勤めておりましたが、リクルートでは(今はわかりませんが私が在籍当時は)30代からの早期退職制度や、期限付きの雇用で満期務めると一時金がもらえるなどという制度がありました。通常の会社は長年務めるのをよしとする風土ですが、リクルートでは、勿論優秀な方に長く勤めてもらいたい一方で、定期的に人の入れ変えを大胆に行うことも企業の成長には欠かせないという考え方なのだと記憶しています。
また巣立った人たちは自ら起業をしたり、新たな職場を見つけ、新しい形でリクルートと関わりを持つことも少なくありません。(私もその一人にはいるのかもしれません)
業界最大手のJTBが、最初に着手したのには驚きましたが、今後の旅行業界の再生の一歩として、見守りたいと思います。
■JTB、国内200店閉鎖 11年度メド、ネット強化し商品倍増 (日経新聞記事へ)
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