瀬戸内国際芸術祭2019夏の38日間スタート!春のレポート&この夏はハンセン病を考える大島へ

こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
いよいよ本日より、3年に一度のアートトリエンナーレ、第四回を迎える「瀬戸内国際芸術祭2019」の夏会期が始まりました。
私もフリーパスを購入し行く気満々。瀬戸内国際芸術祭は、第一回から見守ってきたイベントで特別な思いがあります。
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春会期が始まる前にプレスツアーがあり、参加したのですが、印象にのこっているのが男木島。
芸術祭がきっかけでUターンや移住などに繋がり人口増へ。廃校になっていた小学校、中学校、そして保育所も再開したといいます。アートと島の魅力の掛け合せが大きな力になった素晴らしい事例です。
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↓子ども達の遊び場を作品で 「タコツボル」 TEAM男気
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↓歩いていると復活した小学校を発見。体育館の正面はアート作品に 「青空を夢見て」レジーナ・シルベイラ
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↓こんな景色を見ながらぶらぶらと
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迷路のような細い坂道、おばあちゃんがオンバという手押し車(※これもアートの力で可愛らしく)で元気に行き交う様子、移住者によるお洒落でセンスのよいお店など、どれも瀬戸内海の美しい風景に溶け込みます。
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港近くには海を眺めるお墓が。芸術祭が始まると多くの観光客がフェリーに乗って訪れにぎやかになります。眠る方々も、まさかこんなことになるとはきっと思わなかったに違いありません。
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かつては農業も盛んだった美しい豊島は、いつしか産業廃棄物の投棄がされ様変わり。そんな島の復興は、総合プロデューサーである北川フラムさんがあつく語り願っていたところです。第一回のプレスツアーの際に、豊島で野良仕事をされていたおばあちゃんが、作品をつくっている学生さんに「できたのか?ちょっとみせて」とニコニコと声をかけていたシーンがなんとも私の中で鮮明に残っています。作品作りには多くの時間がかかります。そんな制作過程を島で過ごす中で、島民との距離も近くなるのだなあと感じたものでした。
そして、今回、北川フラムさんが熱く語られていたのが「大島」。ハンセン病患者が隔離されていた島です。
今、ハンセン病については、新聞でも話題になっていますが、私は瀬戸内国際芸術祭を通じて、ハンセン病やその閉ざされてきた歴史を知りました。なかなか足を運べていなかったのですが、この夏は、まずは大島へと思っています。
そして、以前、活性化を考えるシンポジウムに登壇するために訪れた「屋島」も、会場となり賑わっているようで足をのばしたいなあと思っています。

第一回から早いもので9年の歳月が流れました。懇意にしているフレッシュだった香川県の職員の方も、今では責任者となり芸術祭の重責に担うお立場に。(第一回でお世話になった皆様も集結! 香川県文化芸術局瀬戸内国際芸術祭推進課 増田敬一さん、吉井寿美子さんとご一緒に)
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現代アートの作品と込められた思い、瀬戸内海という地域と美しい景色、そこに脈々と受け継がれてきた歴史。考えるだけでワクワクします。
ぜひ、皆さんもでかけてみてくださいね。
↓晴れていれば絶景。瀬戸内海は何度訪れても癒されます
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↓女木島は高松港から気軽に訪れることができます
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↓小豆島も作品が続々と登場
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メモ:島旅はのんびりというイメージがありますが、実は本数の少ない船や島内での移動を自分で組み合わせて計画するのは大変な作業(※これが旅好きにとっては楽しみでもあるのですけれど)。そんな方の為に今年はチャーター船で効率よく回るツアーも開催されています。
アート鑑賞を中心にという方はぜひ利用されるといいですよ。

瀬戸内国際芸術祭2019

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