【フォートラベル~GWの旅行動向調査】コラム執筆(GWの暦と旅計画・増税でも意欲up他)

旅行のクチコミサイトフォートラベルより監修した2014年GW旅行動向調査の結果がリリースされました。詳細はこちらをご覧ください。
なお、このリリース内で調査結果解説のコラムを執筆しております。
以下に掲載をいたしますので、ご覧いただければ幸いです。

   1.  暦が大きく影響するGWの旅計画。ポイントは「前半の連休」と「大型化」。
   2.  旅行費用は、国内・海外ともに増加。増税でも旅行意欲は高まっている!
   3.  今後の注目ポイント。国内旅行先の新たなトレンドは?

1. 暦が大きく影響するGWの旅計画。ポイントは「前半の連休」と「大型化」。
 旅行にあわせて休暇申請をする傾向がある夏期休暇とは異なり、GWについては休暇ありきで旅を計画する傾向が極めて強い。そのため、暦がどうしても影響する。5月3日-5日の3連休は毎年確定しており、旅行計画に影響する暦のポイントとしては、「前半の連休」と「大型化」の二点だと考える。
 特に4月29日(昭和の日)と週末を絡めて前半に3連休以上になるかどうかは、GW前半に旅計画ができるかどうかのポイントとなり、国内旅行、および近場の海外旅行の計画を左右し、GWの過ごし方に影響する。
 また後半の連休大型化、あるいは前半や週末との間にある平日を休むことで大型化がしやすいかどうかは、海外旅行、特にヨーロッパや北米など、遠方の海外旅行計画に影響する。ちなみに休暇が大型になっても、国内旅行の実施については、3泊4日までが大多数であるため、効果は限定的だと考える。
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 ここで、昨年GWの暦をみてみると、前半は3連休、後半4連休で、間に3日間の平日が入っている。「大型化」にはしにくいが、前半も3連休となっており、国内、あるいは近場の海外へ出かけやすかったと言える(表4参照)。
 一方、今年の暦は、前半は飛び石で3連休はなく、更に3日間の平日をはさんで後半の連休という並びのため、大型化もしにくく、旅行計画には不利な暦だったといえる。その点を踏まえて、旅行実施率のグラフ(グラフ6参照)をみると、対昨年では全体・および国内旅行の実施率は落ち込んだが、2012年以前と比較すると上昇している。海外旅行については18.6%と対昨年からも増加しており、調査開始以来の高い実施率となっている。以上のことより、対昨年との結果に悲観することなく、長期的には旅行意欲は上向き傾向と考えてよいだろう。(※旅行実施率=海外・国内・帰省・日帰り旅行の合計値)
2. 旅行費用は、国内・海外ともに増加。増税でも旅行意欲は高まっている!
 消費税増税後、初めてのGWを迎えた。ここでは旅行費用についてみていきたい。消費税が関係する国内旅行一人あたりの費用は、平均5.8万円となり、対昨年で1.1万円上昇。1日辺りの費用換算では、0.2万円上昇し、1.7万円となった。費用が増加した理由としては、「(1)旅行への意欲が高い」「(2)消費税が増えた分、支出も増加した」等が考えられる。ただし、昨年からの費用増加は、消費税増税分(8%-5%=3%)をはるかに上回る割合であること、また消費税が直接関係ない海外旅行についても、対昨年で0.7万円増の21.6万円となっていることから、増税による費用増加の影響よりも、旅行意欲が高く積極的に旅で消費する傾向にあると考えるのが妥当ではないだろうか。

3. 今後の注目ポイント。国内旅行先の新たなトレンドは?
 5月24日付の日本経済新聞社のまとめでは、「夏のボーナスは5.9%増、6年ぶり80万円台」とのこと。これは夏の旅行市場に大きなプラス要因となることは間違いないだろう。
 旅先としては、海外旅行ではここ数年「台湾」が安定的に人気だ。今回「タイ」がBEST5から姿を消し「ベトナム」がランクインをしたが、現在ベトナムは中国との対立が続いており、長期化すればタイ同様、観光への影響が懸念される。海外旅行については国際情勢の影響が大きく影響する点は、注視する必要があるだろう。
 一方国内は、BEST5の顔ぶれは安定しているが、それ以降が面白い。6位に兵庫県、また群馬県も9位にランクインしている。前者は放映中のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の舞台でもあり、特にロケ地にもなった「竹田城」が人気、後者は世界遺産に登録の見通しとなった富岡製糸工場があるなど、日常の話題とリンクした旅先が人気だ。
 今年1月に「今年行きたい国内旅行先ランキング」( http://4travel.jp/aboutus/pressroom/press/20140130_press.html )を発表したが
昨年式年遷宮を執り行い、今年はご利益の多い「おかげ年」にあたる「三重県(伊勢神宮)」、「島根県(出雲大社)」も人気が高かった。高円宮典子さまのご婚礼が秋にでも出雲大社で行われるという報道もあることから、こちらも益々注目が集まりそうだ。

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