念願の「ナスカ展」

以前から行きたかった上野の国立科学博物館で開催されている「ナスカ展」へ行ってきました。平日の午後ということで混雑もなく、音声案内を借りてゆっくりと見学。
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▲(左)ナスカ展会場 (中央)サルの地上絵(絵葉書)(右)土器(絵葉書)

ナスカ…というと地上絵ばかりがクローズアップされますが、土器や織物も素晴らしいんです。多彩な彩色で描かれた、モチーフや絵は、ユニークでしかも繊細。初期・中期・後期とモチーフの描き方が変わっていくのも大注目です。織物は、アルパカの毛を微妙な色合いに染めて織られており、現代でも受けいらられるスタイリッシュな色合いとデザイン。ナスカ時代は、紀元前100年から紀元700年頃まで栄えたそうですが、そんな昔にこんな技術やセンスがあったとは…参った。

残念ながら地上絵自体については、ちょっと期待はずれ。謎解きというところまで解説も進まず中途半端な解説……これならDVD見ればいいかも? でも、よく考えたら地上絵(実物)を持ってくるわけにもいきませんし、結局のところ「何故」というところは、解明されていないわけですから……しかたないんでしょうね。

新しい試みとしては、上空を飛行機で飛んで地上絵を見るというバーチャルの操縦体験が出来る点(昔のファミコンみたいなコントローラを使うのですが結構難しいのです。1回3分で自動的に終了するので、順番は比較的早く回ってきます。)。そして、3m×10mの巨大スクリーンで上映される上空から見たナスカの地上絵。 バーチャルリアリティの技術を駆使し、その場に行ったような迫力ある映像でこれはよかった。

でもあくまで展示の中心は、土器や織物、そして子供のミイラの展示など。地上絵を描いたナスカ時代の人々の、暮らしや文化がわかり個人的には面白かったです。

一つ考えさせられたのは、昨今この地域への車の乗り入れが相次ぎ地上絵が危機にさらされているということ。保存方法といっても、範囲も広く術がないそうです。写真の中央はサルの地上絵なのですが、尻尾の部分、横切る線で途切れているのわかります? これ車の轍で壊されてしまったそうです。歴史の遺産、大切に後世へ残していきたいものです。

■世界遺産 ナスカ展 http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2006/nasca/tenji.html
 ※HPに100円割引券あり
 ※土日は入場制限がかかる時もあるそうです。狙い目は朝一番(9:00)という情報を窓口で入手しました。開催終了(6/18)が近くなると混み合いますのでお早めに。

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