天気予報、貴方はどちら派?

旅にかかせない天気予報に事件です! 4月28日に気象庁からGW中の天気予報が発表されましたが、実は思わぬ対立が勃発していたことが、今日(5/2)の朝日新聞の記事になっていました。

気象庁が28日に出した予報は、5/5までのもの。「今年のGWは5/7までなのになんでだろう? 」と実は私も不思議だったのですが、その理由は、予報の精度にあったようです。

予報の精度は翌日で約80%、以降どんどん下がり、7日後には60%台に下がる為、気象庁ではこれが限界と考え、1週間分しか公表をしないといいます。(気象業務法というものにも、1日単位の予報は1週間後までしかしてはいけない規則があるそうです)

一方で民間のウェザーニューズは、同じ28日に、連休が終わる5月7日までの9日分の天気予報を発表。理由は、「ユーザーの要望に応えたいから」とのこと。これが気象業務法違反に当たるとしてGW明けにでも処分があるとか、ないとか。

この記事を読んで……考え込んでしまいました。両社とも間違ってはいないような気がします。ユーザーから考えると連休の予定を立てるのに5/7まで全部の予報が欲しいのは言うまでもありません。でも、一方ではずれた時のショックを考えると、ある程度の精度はないと困ります。そういう意味では60%というのはかなり微妙。旅行で一番厄介な、「雨が降るかどうか?」は、単純に考えると五分五分(あくまでも数学的な観点です)。60%というのは、そうなる確立がやや多いという程度ですよね。10回中6回しかあたらないわけですから予報といえるかどうか……

「きちんとした仕事をしたい」職人気質ともいうべき気象庁と、「顧客の要望に対応する」のが使命の民間企業の対立ともいうべき事態。貴方はどちらの意見に賛成でしょうか?

私は、7日がたまたま9日先までの予報になってもそんなに目くじらを立てなくてもいいような気がしています。GW中の予報を全部知りたいというのは当然ありますし、大抵の人は1週間後の天気予報がそんなにあてにならないのは経験からわかっているはずですから……それでも先がなんとなくわかる安心感ってありますものね。

それよりも「1週間後の天気予報って、実はこんな程度の精度ですよ」ということを、情報を活用するユーザーが認知しているのが大切じゃないでしょうか。7日間か、9日間かという議論の前に、この広報をもっと強化した方がいいと思うんですけれどね。まあ予報する方としては、言い難いでしょうが。

GW明け後、どうなるのでしょうか? 見守りたいと思います。

この記事へのコメント

一国民
2006年05月06日 14:24
私もニュースを見た限りですが、本件は違反には当たらないと思います。ウェザーニューズ社は7日間を超える分については「予報」では無く「傾向」として区別していたそうなので、法令は遵守していると思います。

気象庁はそれを屁理屈だと言いたいのでしょうが、この程度の言葉遊びは日本の全省庁が通常行なっていることです。

例えば、公務員は労働協約を結ぶ事を法律で禁じられていますが、社会保険庁は労働協約と同内容の約束事を「覚え書き」というタイトルで締結していました。タイトルが違うから違法ではない、と強弁しています。これは、タイトルだけ変えても明らかな違法行為ですが誰も処分されていません。

ウェザーニューズ社の件では「予報」ほどの精度が保てないから「傾向」として明確に区別しています。これなら形式的にも実質的にも違法ではありません。社会保険庁の例でわかるように、公務員がやるともっと悪いことをしても違法ではないのですから、これで違法というのなら全省庁を処分しなければならなくなります。

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