2010年注目のスポット~姫路城コラム執筆

こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。

ラジオの編集の方から、今朝出演した番組のパーソナリティをされている皆さまは、直島のほか、姫路城にも興味を示されていたとのことをメールで伺いました。意外とご存じない方も多いかと思いますので、姫路城の改修に関するコラムをご紹介できればと思います。

このコラムは、アドバイザーを務めるフォートラベルで月に一度媒体さまを中心に発行しているトレンドウォッチのコラムのバックナンバーになります。(ちなみに犬島のコラムも掲載中→こちら

■12月号トレンドウォッチ【特集】2010 年注目の国内イベントは?!vol2.姫路城

前回に引き続き、2010 年の注目イベントを紹介する。既に2009年秋より準備に取り掛かっているのが、姫路城大天守保存修理。約5 年間に渡る大々的な保存修理は、素屋根ですっぽりと大天守を覆うため、工事中は美しい城の姿が隠れ見えなくなってしまう。素屋根が撤去されるのは実に2014 年(予定)。数年にわたり城の外観を楽しむことはできなくなる。また2010 年4 月12 日~2011 年1 月(予定)までの素屋根を建築する間は、大天守への登閣もできなくなる為、是非修理が本格的に始まる4 月までに訪れたいところだ。ただ「修理中は、素屋根に覆われて見どころがない」かといえばそんなこともない。例えば2010 年の4 月~夏にかけて素屋根で城が徐々に覆われ隠れていく予定であり、世界遺産そして国宝である城の修理の過程をいろいろな角度から楽しむのもいいだろう。昨今の産業観光ブームを考えれば、期間限定の新たな楽しみとして提案することもできそうだ。

姫路城の大天守の本格的な修理は、実に1956 年(昭和31 年)以来とのことで、恐らく私にしてもこういった機会に立ち会えるのは人生で最初で最後だと思われる。そう考えると何かしらの形で記憶に留めたいという人も多いのではないだろうか?

また再来年以降になるが、素屋根が完成し城の修理が始まると、素屋根内部に修理現場の見学施設を設ける予定で、世界遺産の修理を間近で見学できるというのも楽しみだ。見学施設へはエレベーターで昇ることができ、通常は急こう配や階段などで大天守の見学を断念していた車いす等の障害者や年配者も、この機会に見学ができるという利点もあげておきたい。

そして、修理の工程とともに注目したいのが、姫路城の修理費用にあてる寄付金の行方だ。熊本城が一口城主で成功した例が記憶に新しいが、姫路城の場合、2009 年4 月6 日(城の日)から受付を始めた「平成の姥が石愛城募金」は、読売新聞の報道によると「年間1億円の目標に対し、8か月間で集まったのは3000万円余り」とい
う。不況の影響で大口の寄付が減っていること、特典として3 万円以上の寄付をした人は瓦に記名ができるのだが、それも抽選(※1000 名のみ)ということが影響していると伝えている。この件については、実際に特典の見直しなども視野に入れて検討をしているという話が私にも伝わってきている。昨今の世界遺産ブームを考えれば、手の届く範囲であれば何か自身も関わりたいという人も多いとみられ、今後の動きに注目をしたいところだ。

修理終了後には瓦まで真っ白な白鷺城という名にふさわしい姫路城になるという。修理前に訪れておけば、完成した際の感動も何倍にもなるだろう。またこの機会に、修理の模様を楽しみつつ、城以外の周辺施設を巡るのもオススメだ。姫路は城以外にも文化的な施設や建築物があり、実は見どころが多い。穴場の観光スポットを見つけるいい機会にもなりそうだ。

以上

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